ライフイベント法

わたしたちはストレスというとつらい出来事と思ってしまいがちですがよい出来事であってもそれが重 要な影響を及ぼすような場合にはストレスとなり得ます
 
たとえば・・
     ・新しい仕事が決まった
     ・結婚した
     ・子供が生まれた  などなどがあります

下の表はアメリカの社会生理学者ホームズと内科医レイが20年に渡り5000人を超える人々に面接を行いその結果身体疾患の発症の原因となり得る重要な出来事を43項目抽出し、さらにそこから397人の男女に結婚生活の適応に要した負担の程度や時間を50点とした場合、それぞれの項目の出来事が何点のストレスに相当するかを評価してもらい表を作成したものになります
(※ホームズのストレス生活変化ストレス尺度)
アメリカと日本では習慣や特性、経済構造や時代背景も異なっているためそのまま現在の日本人に適用することは難しいですがこのストレス状況は誰にでも少なからず有害なストレスとなるものです

過去1年間をふり返ってみて自分が経験した出来事にチェックを入れてみてください
一番下に合計点数(生活変化単位値の合計)が表示されます


   1.配偶者の死亡
   2.離婚
   3.夫婦別居
   4.刑務所などへの収容
   5.近親者の死亡
   6.本人の大きなケガや病気
   7.結婚
   8.失業
   9.夫婦の和解
   10.退職・引退
   11.家族員の健康面・行動面での大きな変化
   12.妊娠
   13.性生活の困難
   14.新しい家族メンバーの加入
   15.合併・組織替えなど勤め先の大きな変化
   16.家計状態の大きな変化
   17.親友の死
   18.転勤・配置転換
   19.夫婦の口論回数の変化
   20.1千万円以上の借金
   21.抵当流れ(借金返済できず)
   22.仕事上の地位(責任)の変化
   23.子女の離家
   24.義理の親族とのトラブル
   25.個人的な成功
   26.配偶者の就職または退職
   27.本人の進学または卒業
   28.生活条件の変化(家の新改築、環境悪化)
   29.個人的習慣の変更
   30.職場の上司とのトラブル
   31.勤務時間や労働条件の変化
   32.転居
   33.学校生活の変化
   34.レクレーションに関しての変化
   35.宗教(教会等)活動上の変化
   36.社会活動(社交)の面での変化
   37.1千万円以下の借金
   38.睡眠習慣の変化
   39.団欒する家族員の数の変化
   40.食事習慣の変化
   41.長期休暇
   42.クリスマス等の年中行事
   43.ちょっとした法律違反
合計点数:




★ストレス点数の評価★
  150点未満   ストレスに関しては問題点は何もありません
         (※翌年に心理的問題が生じる可能性は30%
  150〜299点   ストレスが体に与える影響に注意しなければならないストレス度で要注意
         (※翌年に心理的問題が生じる可能性は50%
  300点以上   極めて強いストレス度です。
         心身症を誘発する恐れがあるので積極的に対処法を考えなければなりません
         (※翌年に心理的問題が生じる可能性は80%以上

  ※これはあくまでも目安です。
   同じストレス体験でもストレスを感じる度合いは人によって異なります 

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